[[プレイレポ/わがシドの歌]]

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 1066年のイベリア半島。黒枠がフィルデナント一世の帝国。

 かつて全イスパニアの皇帝と称した王がいた。
 名をフィルデナントという。フィルデナント・ヒメネス。カステラ王にしてレオン王、ガリシア公。

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 「大王」フィルデナント

 フィルデナントは異教徒たちには滅法強かった。
 コルドバもマジョルカもセビリアも彼にはかなわず、朝貢国となった。
 人々は彼を「大王」と呼んで称えた。
 しかし彼も人なり。病に倒れ、床に伏し、そのまま帰らぬ人となった。

 彼には三人の息子がいた。

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 長男サンチョ

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 次男アルフォンソ

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 三男ガルシア

 フィルデナントの二つの王冠と一つの公爵位は、この三人の息子たちに均分相続された。
 長男サンチョはカステラ王に。
 次男アルフォンソはレオン王に。
 そして三男ガルシアはガリシア公といった具合に。

*エル・シド [#n38adb0f]

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 一人の騎士がいた。

 カステラ王サンチョの小姓に、一人の精悍な青年がいた。
 名をロドリゴ・デ・ヴィヴァルという。

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 「エル・シド」ロドリコ・デ・ヴィヴァル。軍事21の元帥。

 彼には戦の才能があった。
 それを認めたカステラ王サンチョは、彼を元帥に抜擢した。

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 中央の黄色がカステラ王国。その西の水色がレオン王国。(東の国はナヴァラ王国。)

 戦争が起こった。
 カステラ王サンチョとレオン王アルフォンソは兄弟でありながら、互いに互いを不倶戴天の敵と見做していた。
 カステラ王サンチョは元帥エルシドを伴にして、遠征の軍を起こした。
 3500の軍団が国境を横断した。

 カステラ王サンチョは武勇優れる王だった。
 一方、レオン王アルフォンソは智謀に秀でた王だった。
 サンチョはレオン王の首都レオンを攻撃し、城を囲んで激しく攻め立てた。
 籠城中のアルフォンソは一計を案じた。

「私もカステラ王も、互いに互いの王位に対してクレームをもっている。
 そして私もカステラ王も、男子がいないために継承権の第一位は相手方だ。
 これは軍隊を壊滅させるための戦争ではない。互いに王の首を狙いあう戦争だ。
 もしも私が死ねば、カステラ王はレオン王を継ぐし、その反対であれば、レオン王はカステラ王を継ぐ。」

 アルフォンソは攻囲を続けるサンチョの軍に夜襲を仕掛け、サンチョを捕虜にしてしまった。
 サンチョは身代金を払うことを拒否し、傭兵たちに殺されてしまった。
 こうしてレオン王アルフォンソがカステラ王位を継ぎ、カステラ-レオン王国が成立した。

 ところでその頃、我等がエルシドは別働隊を率いてサラマンカの城を囲っていた。

「急使でござる!」

 エルシドはカステラ王サンチョの戦死の報告を受けると、すぐさま軍を返し、新しくカステラ王となったアルフォンソに帰順を表明し

た。
 アルフォンソはエルシドが旧主に恩を感じて自分を弑逆しようとしているのではないかと疑い、なかなか彼の帰参を許さなかった。

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 カステラ王、およびレオン王。アルフォンソ・ヒメネス。

 エルシドはアルフォンソによって追放され、供回りの従者わずか500を連れて王国の外に逃れた。
 彼は、この500の寡兵を率いて自分の領地を切り開かねばならない。

*レコンキスタ、1068 [#idb9cce7]

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