十字軍 †

発生条件 †
十字軍発動には、誰かが号令をかける必要がある
この号令をかけるための必要条件は以下
- 教皇領が存在している
- 他の十字軍が発生していない
- 教皇後見人、もしくは不信心・破門の身・異端を持たない公爵以上の独立君主である
- カソリックである
- 目標都市がカソリック・正教以外の支配下にある
号令に際していずれも下記の修正が入る
- 共通
- 宮廷司祭
- 僧兵: x0.9
- 信仰10: x0.95
- 信仰25 / 50 / 100: x0.9
- 安定度+1毎: x0.9
- 安定度-1毎: x1.1
- 対ローマ以外
- 君主
- 教皇後見人: x0.01(対スペインを除く)
- 教皇後見人: x0.05(対スペイン)
- 公爵(非教皇後見人): x10
- 十字軍戦士: x0.8
- 狂信的: x0.9
- 僧兵: x0.9
補正の点から対ローマ以外で実質的に十字軍を宣言できるのは教皇後見人(稀にそれ以外の国王)のみ
ただし対スペインのレコンキスタでは文化面から現地国王が檄を飛ばしやすい
発動した君主は十字軍を提唱・資金提供(対ローマ・レコンキスタ以外)・見送りのいずれかを問われ、選択によって威信・信仰・特質の獲得 / 喪失が起こる
対イェルサレムは変動値がやや大きく、対ローマは非常に大きい
また対ローマもしくはレコンキスタを見送るとそれぞれ75% / 15%で破門の身となる
十字軍中はカソリック・ムスリム双方で改宗イベントが発生し、係争地域は大いに荒廃していく
目標都市 †
赤が目標都市・ピンクは関連都市

イェルサレム / Jerusalem(中東) †
基本発生率は1800年
1075年以降に活発化する
また、レヴァント・キプロスの諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇する
- ~1074: x30
- 1075~1084: x0.3
- 下記が異教徒支配下(最大x0.283)

アンティオキア / Antiocheia(中東) †
基本発生率は4500年
他の条件もイェルサレムと概ね同じである
- ~1074: x20
- 1075~1084: x0.45
- 下記が異教徒支配下(最大x0.142)

アレクサンドリア / Alexandria(北アフリカ) †
基本発生率は4500年
1075年以降に活発化する
こちらはエジプト諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキアが未解放だと発生率が下がる
- ~1074: x20
- 1075~1084: x0.5
- イェルサレム(x1.2)・アンティオキア(x1.1)が異教徒支配下
- 下記が異教徒支配下(最大x0.213)

ローマ / Roma(イタリア) †
基本発生率は20年と非常に高確率
年代に関係なく発生し、特に教皇領が消滅しているとすぐに発生する
ローマ近辺が異教徒の支配下にあると発生率が大きく上昇する
提唱者は身分にあまり左右されず、信仰が高ければ号令しやすい
ただし不信心を持つ場合は100倍と大きく落ちる
なお正教の手に落ちた場合は別のイベントが発生する
- 教皇領が不在: x0.001
- 教皇後見人: x0.1
- 公爵(非教皇後見人): x1.25
- 十字軍戦士: x0.25
- 狂信的: x0.5
- 僧兵: x0.5
- 不信心: x100
- 信仰50 / 100 / 250: x0.9
- 下記が異教徒支配下(最大x0.237)

ビザンティオン / Byzantion(バルカン) †
基本発生率は2700年
1075年以降に活発化する
ギリシャ諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアが未解放だと発生率が下がる
- ~1074: x20
- 1075~1084: x0.5
- イェルサレム(x1.5)・アンティオキア(x1.5)・アレクサンドリア(x1.5)が異教徒支配下
- 下記が異教徒支配下(最大x0.081)

チュニス / Tunis(北アフリカ) †
基本発生率は4000年
1075年以降に活発化する
チュニジア諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアが未解放だと大きく発生率が下がる
- ~1074: x20
- 1075~1084: x1.1
- イェルサレム(x4)・アンティオキア(x3)・アレクサンドリア(x2)が異教徒支配下
- 下記が異教徒支配下(最大x0.478)

パレルモ / Palermo(イタリア) †
基本発生率は5000年
1100年以降に活発化する
シチリア諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアが未解放だと発生率が下がる
- ~1099: x100
- 1100~1149: x2
- イェルサレム(x2)・アンティオキア(x1.5)・アレクサンドリア(x1.5)が異教徒支配下
- 下記が異教徒支配下(最大x0.332)

ブルゴス / Burgos(スペイン) †
基本発生率は850年
1075年以降活発化し、1150年以降に本格化する
イベリア諸都市が異教徒の支配下にあれば発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアが未解放だと発生率が下がる
異教徒支配による修正が大きく、一定の条件が揃うと相当な確率で発動する
また、レコンキスタでは他の十字軍より十字軍戦士を獲得しにくい
- ~1074: x50
- ~1149: x5
- 1150~1249: x0.75
- 君主文化: x0.1(カスティーリャ・カタロニア)
- イェルサレム(x3)・アンティオキア(x2)・アレクサンドリア(x1.5)が異教徒支配下
- 下記が異教徒支配下(最大x0.003)

コルドバ / Cordoba(スペイン) †
基本発生率は900年
1075年以降活発化し、1150年以降に本格化する
アンダルシア諸都市が異教徒の支配下にあると発生率が上昇するが、イェルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアが未解放だと発生率が下がる
またブルゴスを始め他の要地も阻害条件となるため、実質レコンキスタの総仕上げとして用意された形である
ブルゴス同様、他の十字軍より十字軍戦士を獲得しにくい
- ~1074: x50
- ~1149: x5
- 1150~1249: x0.75
- 君主文化: x0.15(カスティーリャ) / x0.25(カタロニア)
- イェルサレム(x3)・アンティオキア(x2)・アレクサンドリア(x1.5)が異教徒支配下
- ブルゴス(x5)・トレド(x1.5)・バレンシア(x1.5)が異教徒支配下
下記が異教徒支配下(最大x0.5)

十字軍中のイベント †
強制改宗 †
カソリック国限定
十字軍発動中、非キリスト教下の目標都市・周辺都市を支配していると発生
MTTHは4000で、十字軍戦士・宗教系教育などにより促進される(逆に破門の身などではめったに起きない)
領土の荒廃を伴う強制改宗か、信仰低下を問われるクソイベント
改宗要請 †
カソリック限定
十字軍発動中、非カソリック下の州で発生
スペインでは発生率が上昇する
聖職もしくは貴族の歓心を買い、確率で州の改宗を呼びかける
やはり領土の荒廃を伴う上、強制改宗と違って確実性はないため、悪循環により更なる荒廃を招く可能性が高い
改宗要請(ムスリム) †
上記イベントのムスリム版
小アジア・中東・北アフリカで頻発する
義勇兵 †
カソリック国限定
対ローマ・レコンキスタ以外の十字軍発動中、破門の身・異端でなく威信50以上であればカソリック下の首都で発生
民忠75%かつ権力25%以上の階級が2000~4000人で参戦を申し出る(装備は首都の技術に準ずる)
- 農民: 2300~3100(軽装歩兵・弓兵)
- 市民: 2700~3900(弓兵・パイク兵・重装歩兵)
- 聖職: 2700~4100(弓兵・パイク兵・重装歩兵・軽騎兵・騎士)
- 貴族: 2550~4050(重装歩兵・軽騎兵・騎士)
農民以外には代わりに資金提供を要求することもできるが、威信・信仰が下がり聖職相手だと狂信的・十字軍戦士を喪失してしまう
弾劾 †
カソリック国限定
対ローマ・シチリアを除く十字軍発動中に発生
10歳以上で宗教教育中でない異教徒を処刑・拷問するか、不信心を獲得する
君主の子供の場合はこの代わりに個人の改宗イベントが発生する
審問 †
カソリック国限定
バルカン以東・アフリカ方面の十字軍発動中に発生
君主が不信心だと多額の寄付を求められ、断ると高確率で破門の身となる
慈悲深いと負担がやや緩和される
十字軍の終了 †
勝利 †
目標都市をキリスト教国が支配している場合に発生する。都市により異なるが20~48年に一回の割合で勝利宣言がなされその十字軍が終了する。目標都市がカトリック化していたり周辺都市もキリスト教下にあれば発生率がさらに上昇する。
なお勝利宣言自体には特にボーナスはなく、関連イベントのトリガーが消えるのみである。
敗北 †
- 完全敗北
ローマが異教徒の手に落ち、教皇領が滅亡した時点で即刻十字軍の敗北である。
この場合は大抵すぐに対ローマ十字軍が発動するはずである。
- 挫折
目標都市を奪還できないままいると、教皇後見人は20年に一回の割合で十字軍の続行・打ち切りを問われる。
ここで十字軍の敗北を宣言すれば、威信・信仰を失う代わりに十字軍が終了する。続行すれば威信・信仰がわずかに上昇する。
なお、目標都市の周辺都市を奪還している場合はやや発生率が上昇する。妥協といったところだろう。
イェルサレム王国 †
建国要請(MTTH: 60) †
対東方・アフリカ十字軍*1発動中、カソリック支配下のイェルサレムで発生。
支配者がテンプルもしくは病院騎士団・特定公爵*2以外の独立領主で、破門の身・異端でないのが主な条件。
ただし王国がすでに存在するか、異教徒と戦争中か、州が異端だと発生しない。
主に1085~1250年の間で起こり、1300年以降はまずめったに発生しない。
また該当騎士団が存在すると加速され、特定公爵が存在するとそれぞれ阻害効果を持つ。
受諾すると威信・信仰がそれぞれ+250され、イェルサレム王国が独立する。
拒否すると威信・信仰がそれぞれ-50され、35%で州に異端が発生。
援軍イベント(MTTH: 600) †
戦時中の騎士団領ではイベント増援(2500人)が出現する。
異教徒戦、特に十字軍中は補正で頻発するため、存外しぶといのはこのせい。
騎士団 †
設立要請(MTTH: 19~24) †
カソリック限定。
1300年以前、十字軍発動中に首都でない設立拠点で発生。
ただしその騎士団がすでに存在するか、信仰0未満か、州が異端だと発生しない。
- テンプル騎士団: ヤッファ・ヘブロン・ベエルシェバ・アスカロン
- 病院騎士団: トルトサ・トリポリ・バールベック・アクレ
- ドイツ騎士団: マリーエンブルク・メーメル・ラトガレ・レバル
受諾すると信仰+25され、その騎士団が独立する。
拒否すると信仰-50され、33%で州に異端が発生。
援軍イベント(MTTH: 120) †
カソリックの独立領主限定。
十字軍発動中、既存の騎士団が該当地方に増援をよこすことがある。
戦争中だとx0.2の補正がかかって頻発する(中東二種は対異教徒限定)
兵数は350~750人とごく小規模ではあるが、上位兵科ではあるので膠着時はそこそこ役立つかもしれない。
補強イベント(MTTH: 600) †
イェルサレム王国のそれと同じ(ただし兵数は1250人)。
宮廷浄化 †
AI騎士団宮廷では非カソリックの廷臣が月一ペースで誅殺される。
正教徒の留学生はまず間違いなく客死するため、不都合な子どもを始末するにはうってつけ。