マチルダの後を継いだベルナルドとオメロは、いずれも凡庸な貴族で、公国を内乱におとしいれた。 ベルナルドが没し、オメロが病に倒れたあと、のこされたのは僅か3歳のフォルコだった。 トスカナの貴族とローマ教皇 †神)というわけで3歳の当主だ。 天使)貴族による養育を選択しており、将来は軍隊での教育をうけさせるつもりです。 神)幼い当主を抱えた宮廷と、地方の封臣たちの対立が表現されていて、いい感じじゃないか。 天使)またローマ教皇もこの問題に介入してきました。 神)おお...。 天使)さらに、 神)まだあるのか。 天使)さらに、叛意をもった封臣たちが領地法を「封建的契約関係」に変更することを要求。 神)譲歩しかないな。3歳の君主では、地方の封臣やローマ教皇の言われるがままだ。 天使)分かりました。 神)封建的契約関係は、いつか絶対王政に代えたいな。 天使)トスカナ公の領土は、ベルナルドとオメロの時代に一つずつ増えていて、現在21です。 神)難易度がvery hardだと、1つのクレームをとるのに威信が650~1300くらいかかるので、時間がかかるんだよなあ。 天使)まあ、ぼちぼちやっていきましょう。 イタリア王へ †神)さて、フォルコが成人したな。 天使)こちらになります。 ![]() 神)軍事18か。悪くない能力だな。 天使)ところで、なんで軍事教育をうけさせたんですか? 神)健康値があがるからな。いまのところ一族の男子はこのフォルコしかいない。 天使)なるほど。 神)さあ、この軍事18で、イタリア王国建国といこうじゃないか。 神&天使)そして幾年月。 天使)神さま! 朗報です! 神)なんだなんだ、どしたどした。 天使)ついにイタリアのde jureである36プロヴィンスのうち、24プロヴィンスの確保に成功しました! 神)おお、コングラッチュレーション...! コングラッチュレーション...! 天使)まずボローニャですが、これはもともと共和国があったのですが、HREに反乱。 神)ほほう。あとの2つは? 天使)一つはピサ共和国の首都リヴォルノです。ここもボローニャと同じくもともと共和国でした。 神)よきかなよきかな。最後の1つは? 天使)ケルンテルン公爵配下にある女伯がいたのですが、 神)これで24つ目というわけか。いやあ、長かったような、短かったような道のりだったなあ。 ![]() イタリア王位を簒奪 天使)AARにすると短いようですが、実際にやるとけっこうな時間がかかるんですよね。 神)そうそう。 天使)あとはHRE皇帝からイタリア王号を簒奪し、これを奪回するだけですね。 神)それ、けっこう大仕事なんですが。 天使)いや、善は急げですよ。さっそく宣戦布告しましょう。 神)おいおい。 天使)ちょうどいい具合に、帝国はザーリア朝からホラント朝に移行する時期で内乱の危機におちいっています。 神)そらたしかにチャンスだな。 天使)じゃあ宣戦布告しますよ。 神)うん。 天使)ぱぱぱーぱうあーどどんどどん ![]() イタリア王を僭称したフォルコに率いられた軍勢が、アルプス山脈を越え、下ロレーヌへ。 振り返ってみれば、何もかもが懐かしい †神)さて、もうすぐイタリア王国が建国されるということで、このAARを振り返ってみようか。 天使)ええと、まず皇帝のライバルであるトスカナ女公マチルダさんからはじめたんですよね。 神)マチルダは外交に秀でていて、ローマ教皇の後見人にもなっていたため、結構自由に勢力拡大が出来た。 天使)公爵号を数多くもっていると、威信の上昇もはやいため、随分助けられましたね。 神)うむ。 天使)マチルダの死後は、アントニオという私生児がいましたが、彼には相続権はなく、 神)前も言ったけど、マチルダの場合は、愛人かなんかじゃないかな。 天使)私生児に継承権はなくて愛人に継承権はあるんですか? なんだか納得いかないなあ。 神)納得いかないのは私生児や貴族たちも同じだったらしく、トスカナ公の宮廷には暗殺未遂や内乱の危機が荒れ狂うことになる。 天使)私生児アントニオは、陰謀15で、執念深いもちの私生児。吃音で統合失調症と、かなりキャラたってましたよね。 神)そのあと、暗殺事件がおこるんだよな。「寝室の扉が突然ひらきました!」というやつ。 天使)あそこで当主が死んでたら、また王朝断絶でしたから、無事で、ほんとよかったです。 神)あとでアントニオの動静を調べてみたんだが、AARには「鬱で死んだ」と書いたが、すまん、あれウソだった。 天使)悲しい最後ですね。 神)生き残ったベルナルドだって辛い人生だったんだぞ。 天使)最後にはこっちも怒ってしまって、イストリア伯爵は改易して司教領にし、 神)あれは仕方あるまい。 天使)で、ベルナルドは50代で老衰。次は「血塗れのオメロ」です。 神)ベルナルドも男子はオメロしか産まず、オメロもなかなか男子を産まなかったから、けっこう焦ったんだよな。 天使)だからって、無闇矢鱈に奥さんを暗殺するのはどうかと思います。 神)だからー、あれはー、暗殺じゃなくって離婚なんだってば。 天使)ああ。 神)CK1では引退や隠棲のことを「die」と表現するだろ? 天使)お、おう...。 神)なんだその顔。文句あるなら言ってごらん。 天使)じゃあ言いますけど、なんで親族殺しがつくんですか。 神)そりゃあ、その、なんだ。やっぱり世間体が悪いんじゃないのかな。 天使)じゃあ妥協して、こういう解釈はどうでしょう。 神)ヘンリー8世か。まあそんなところでいいんじゃないかな。 天使)ブラッディ・オメロはそのあと戦場で重傷を負い、盲目になり、若くして死んでしまいます。 神)悪いことはできないもんだな。 天使)親族殺しもちの当主がはやく亡くなってくれるのはこちらとしても嬉しいです。 神)だな。 天使)そしてこの頁の主人公、フォルコが3歳にして家督を継ぐ。 神)そして帝国の内乱にじょうじてイタリア王を僭称し、いまアルプスを越えて下ロレーヌの皇帝の居城に進軍している、というわけだ。 天使)感慨無量ですね。 神)おっ、いい知らせがきたぞ。 ![]() イタリア王国 天使)皇帝軍は各地で敗走、下ロレーヌの占領をもってイタリア王国が誕生しました。 神)ローマ教皇がイタリア王位をフォルコに戴冠させたのだな。 天使)そうですね。 神)ついに目標を達成しました。AAR作者の次回作にご期待下さい! 天使)...。 神)ちゃららーちゃらりらー(エンディングテーマ) 天使)ちょ、ちょっと待って下さい、神さま。 神)え? 天使)一つはイタリア王国を建国する。 神)神はあなたに十字軍への従軍を希望しておられる! ![]() 天使)おお 神)さらに、こうだ ![]() 天使)いざイェルサレムへ 神)アレキサンドリア十字軍だけどな 天使)あのへん、どうなってるんですか? その、勢力図とか。 神)第一回十字軍と第二回十字軍はイェルサレムが目標になって、カトリック諸侯がけっこう参加したがみんな返り討ちにあった。 天使)げえ 神)イェルサレムもアレキサンドリアもエジプト王国がかたくまもっていて、緑一色だな。 天使)そういえば、シリアのほうにロードス騎士団領とかもできましたけど、すぐに滅びましたよね。 神)そうだな。カトリックで勝ってるのは、デンマーク王国の北方十字軍と、アプリア公国がシチリア遠征してシチリア王位を戴冠したくらいじゃないか。 天使)厳しい情勢ですねえ。 神)さて、イタリア王国による第三回十字軍(アレクサンドリア十字軍)の結果報告だ。 天使)どきどき 神)エジプト王国の軍勢を各地で打ち破って、王国の領土を八割くらい占領したんだけど、 天使)だけど? 神)資金が尽きたので和睦して撤退した。 天使)まあ仕方ないですよね。 神)イェルサレムやアレキサンドリアの解放は、もっとお金を貯めて、兵力を涵養してからにする。 天使)はい 神)その後、フォルコはチュニス十字軍などを敢行するが、資金難や疫病などに悩まされ、戦果にはつながらなかった。 (おわり) |